3月28日から九州北部を調査してまいりました。まず初めに、諫早湾干拓地域を訪れました。
諫早湾干拓事業で、湾が鋼板で閉め切られて20年。堤防の開門をめぐって、国に対して相反する司法判断が出されました。しかし地元の話を聞くと、反対はなく水質も悪化していないとの事です。
次に雲仙普賢岳の噴火跡地の現場を見てきました。この火砕流では、死者40人、行方不明者3人、負傷者9人、建物被害179棟という火山災害では非常に大きな災害でした。その後の土石流で家が飲み込まれ、土砂に埋まったままの家々を見て、改めて災害の大きさを認識しました。
最終日には平成29年7月に起きた九州北部豪雨災害の現場を、調査してまいりました。未だに崩壊し傾いたままの家や、土砂で埋まり再開のめどが立たない農地など、災害地の現場を見て複雑な思いでした。災害現場では復旧作業が急ピッチで行われています。改めて災害が起きた時、被害を最小限に抑える事前の対策の必要性を認識しました。
九州北部豪雨災害、他視察
2018年3月29日